カスピ海ヨーグルト(TM)とは

ルーツを探して 「カスピ海ヨーグルト」のふるさと

「カスピ海ヨーグルト」のルーツはコーカサス地方です。「カスピ海ヨーグルト」のルーツは、 ヨーロッパ東部の黒海とカスピ海に囲まれた「コーカサス地方」です。四季があり気候も温暖なため、耕作や牧畜にも最適な地域です。また、100歳を超えるお年寄りが元気に暮らしていることから、世界でも屈指の長寿地域として知られています。
コーカサス地方では、ヨーグルトをそのまま食べるだけでなく、さまざまな料理にも使われています。一般家庭には手作りのヨーグルトがあり、朝晩、どんぶり1杯分のヨーグルトを食べるそうです。

ルーツを探して コーカサス地方に長寿が多い理由は?

コーカサス地方の食卓家森博士は1986・1987年、グルジア科学アカデミー実験形態学研究所のダラキシビリ博士の協力を得て、中部コーカサス地方を訪問、長寿の秘密を探るべく調査を実施しました。
50歳代前半の人と90歳以上の人を調査した結果、高齢者では血圧が比較的高い人が多かったものの、健やかに日常生活を送っていました。食生活をみると、野菜や果物、さらにヨーグルトなどの乳製品、肉、豆類、淡水魚から良質のたんぱく質を摂取していることが分かりました。血圧の高さは、高地で冬に食べる保存食の塩分が原因と思われます。
コーカサス地方は、農業が盛んで、果物や野菜が豊富です。果物は特に、ぶどうやプルーンを多く食べ、ぶどうは皮や種も一緒に食べます。そうすると、食物繊維やカリウム、老化を防ぐポリフェノールをたっぷりとれるのです。また、ワインの歴史は古く「ワイン発祥の地」として知られています。肉も多く食べますが、ゆでたり蒸したりして脂肪分を除いた食べ方が中心です。
そしてもう一つ大切なことは、「センチナリアン」と呼ばれる100歳以上の老人が、いつまでも社会の中で尊敬され、家族とともに食事を楽しんでいるということが、長寿の秘訣として挙げられます。

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乳酸菌のヒミツ 「カスピ海ヨーグルト」の乳酸菌とは?

コーカサス地方より家森幸男博士が栄養分析のため持ち帰ったヨーグルトの中から、フジッコは優良株としてクレモリス菌FC株を分離しました。クレモリス菌FC株は楕円形の菌体がつながった「連鎖球菌(れんさきゅうきん)」の一種です。
代表的なヨーグルトに含まれる微生物には、ブルガリカス菌やビフィズス菌がありますが、ブルガリカス菌は棒状の形をした「桿菌(かんきん)」、ビフィズス菌は棒状・根棒状・分岐した棒状などの様々な形をしており、どちらもクレモリス菌FC株とは種類が異なります。
乳酸菌は他の生物と同じように学名が付けられていて、クレモリス菌FC株の正式な名前(学名)は、「Lactococcus lactis subsp. cremoris FC (ラクトコッカス ラクティス サブスピーシーズ クレモリス エフシー)」ですので、「クレモリス菌FC株」とよばれています。この純正種菌であるクレモリス菌FC株で作ったヨーグルトを「カスピ海ヨーグルト」といいます。

クレモリス菌FC株で作ったヨーグルトが「カスピ海ヨーグルト」です

乳酸菌のヒミツ クレモリス菌FC株は「粘り成分EPS」を生産します

「カスピ海ヨーグルト」の粘りはクレモリス菌FC株が作るEPSです。EPSとはExopolysaccharide(エキソ ポリ サッカライド)の略で、乳酸菌がヨーグルトの発酵中に産生する物質のひとつです。EPSは糖が繰り返し結合した高分子の多糖で、「カスピ海ヨーグルト」の特長的な粘りのもととなっています。クレモリス菌FC株が作るEPSは、ヒトの消化液で分解されないことが確認されていますので、クレモリス菌FC株とEPSはどちらも大腸まで届いて働くと考えられます。クレモリス菌FC株やEPSについては様々な健康機能に関する研究が行われています。

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